弁護士紹介

古田典子(ふるた のりこ)
FURUTA Noriko

自己紹介

憲法訴訟の報道に接し、憲法訴訟を起こして社会に問題提起している人々の力になりたいと憧れて弁護士になりました。

もっとも、憲法訴訟に出会うこと、そしてそれを担当して良い解決をすることが想像を超えて大変であることも弁護士になってわかりました。

あらゆる差別をなくし、憲法や人権を労働の場面や暮らしに活かすことに、これからも取り組んでいきたいと思っています。

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経歴等1964年新潟県生まれ
1987年東京大学法学部卒業
1990年弁護士登録(東京共同法律事務所)・日本労働弁護団所属
1996年~2006年 東京都王子労政事務所(現・東京都労働相談情報センター池袋事務所・民間相談員)
2004年~ 第二東京弁護士会憲法問題検討委員会委員
取り扱い分野労働事件、民事事件全般、家事事件とりわけ成年後見等の高齢者・障害者の権利擁護やDV被害女性の保護等に多く携わっています。交通事故問題や刑事事件も担当しています。
著作等共著として「問題解決労働法6 女性労働・非正規雇用」(旬報社・2009年)等

 

【先輩・同僚・後輩弁護士からのコメント】

 古田弁護士が担当した最も著名な事件はトーコロ事件でしょう。会社が労働者に残業命令を出すには三六協定の締結が必要ですが、トーコロ事件では、親睦団体の代表者がそのまま労働者側代表となって会社と結んだ三六協定は無効という判決を勝ち取り、残業命令を拒否した労働者に対する懲戒解雇も無効とされ、職場復帰に導きました。
 トーコロ事件判決は、三六協定が労働者側の代表の選び方を理由として無効と判断された初の判例で、ほとんどの労働法の教科書に紹介されています。
 この判決後、1998年の労基法改正に伴って労働基準法施行規則6条の2が新設され、労働者の過半数代表者は、三六協定を結ぶ者となることを明らかにして投票、挙手等の手続により選出される必要があると明記されるようになりました。
 古田弁護士は、労働事件、家事事件などに地道に取り組む頼れる弁護士です。
新潟出身らしく、宴会時には日本酒を好んで飲む姿も。 

(只野より)

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