弁護士紹介
只野靖(ただの やすし)
Tadano Yasushi
自己紹介
弁護士になって20年が過ぎました。解雇事件、労災事件、欠陥建築事件、交通事故、相続、離婚、集団詐欺被害、先物被害、破産・債務整理など、通常の一般民事事件に幅広く取り組む傍ら、ダムや水害などの河川の問題と、原発訴訟の2つを続けてきました。
きっかけは、学生時代に始めたカヌー川下り。ダムによる環境破壊を目の当たりにし、これ以上のダム建設を何とか止めさせたいと思い、以来、「水」商売(ダム建設反対訴訟、水害訴訟)に取り組んでいます。
また、海渡弁護士のお誘いにより、原発訴訟にも関与するようになり、特に3.11福島原発事故以後は、全国各地の原発訴訟に関わっています。
これらの裁判では、様々な科学・技術の勉強をせざるを得ず、いつしか自宅の本棚には専門書がずらりと並んでいます。おかげで、子供からは「本当は何の仕事をしているの?」と言われる始末。
こうした環境事件は、金銭的にはあまり報われません。しかし、最近は、これらの経験が他の事件にも役立っていると感じています。
原発訴訟で取り組んでいる地震・地震動の問題は、欠陥建築事件における地盤や基礎の安全性・構造強度の問題と、金属材料の知識は自動車部品の金属疲労事件と直結しています。河川の問題で扱った水の流れ(水文)の知識は、隣地の工事による地下水の流れの変化によって宅地地盤が崩壊した事件や、土砂崩れのメカニズムの解明に、多いに役立っています。
無駄な経験など1つも無いのだということを、日々実感しているこのごろです。
経歴等 | 1971年2月生 宮城県出身 早稲田大学法学部卒業 2001年10月弁護士登録 |
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取り扱い分野 | 解雇事件、労災事件、建築事件、交通事故、相続、離婚、集団詐欺被害、先物被害、破産・債務整理など、通常の一般民事事件 【欠陥建築事件(主な相手方。終了したもののみ)】 著作等「まるで原発などないかのように」共著、現代書館(2008) 2023_JELF論文集 只野「寒すぎる日本の住宅と法律家の役割」 相当隙間面積C値 ほか |