7 消費者トラブル・宗教トラブル

消費者トラブル

消費者トラブルの種類は多種多様です。 「○○さんにピッタリのお得な金融商品です。今どき、年利0.03%の定期預金に預けている人なんてよほどの人です。○○さんのために頑張らせて下さい。絶対に損はさせません」などと言葉巧みに説得して、金銭を色々な名目で出資させます。先物取引、FX取引、資格商法、マルチ商法、投資詐欺などがその典型です。インターネットを利用した架空請求、サクラサイトなどの相談も、多くあります。信用していた銀行員から投資信託や仕組債などのハイリスク商品を勧められて契約して、大きな損害が出た例もあります。 こんな消費者に一方的に不利な契約条項は許せない。美容医療や健康食品で被害が出た。ネットで頼んだ商品が届かない。おかしいと思ったら、私たちの法律事務所に電話してみてください。もっと暮らしやすい世の中を作ることに役立つかもしれません。 騙されないようにするには、どうすれば良いのでしょうか? うまい儲け話は、絶対にありません。 「めったにない今だけのチャンスです」「あなただけに教えるから」「気付いた人は皆やっている」などという言葉に騙されてはいけません。 それでも、お金を出してもいいかなあという気持ちになったら、どうするか。一晩考えましょう。それでも、あきらめきれなかったら。私たちの法律事務所に電話して、相談してください。お金を出すのは、それからでも遅くありません。 不幸にして、騙されたかもしれない、と思ったら、すぐに電話して相談してください。詐欺事件の解決は、相手に財産があるうちが勝負、スピードが命です。被害の翌日なら、送金先の口座の凍結で被害金を確保できるかもしれません。それに日が経つと記憶も重要な証拠も消えるおそれがあります。 消費者トラブルの解決には、豊かな経験と機動力と悪質な加害者を許せないというガッツが不可欠です。私たちの事務所では、多くの消費者トラブルを解決し、被害回復を実現してきました。消費者をだます者が許せない、被害者から喜んでもらえることに何よりもやりがいを感じるという弁護士がいます。

宗教トラブル(破壊的カルトの被害)

宗教は人類、社会にとって、とても大切なものです。人類の文化の発展は、常に宗教とともにありました。しかし、一方で、宗教は、信じる者以外の人々を排斥し、対立をもたらし、時には戦争の契機にさえなり得ます。 宗教は火と同じ。上手に扱えば人々に幸と豊かさもたらす。まちがうと深刻な被害と不幸をもたらしかねません。 宗教トラブルの典型的被害が、霊感商法です。 あなたの今の不幸(失恋、失業、事故等々)は先祖の因縁のせい、地獄の先祖があなたの救いを求めている、悪霊がついているからこのままではあなたや家族に不幸がある、問題はもっと深刻になる。 長時間こんな説明をされて不安になった。占者や霊能師、カウンセラーなどからことさら不安をあおる説得をされた。 こうして、3000円、1万円の相談料で始まったかかわりが、あっという間に70万円、200万円、700万円の被害に拡大することがあります。 是非、早めに相談して下さい。 家族が知ったら、頭から否定したらいけません。本人は信じ込んでその気になってしまっているかも。隠すようになったり、反発しかねません。時間をかけて本人の目線でじっくり話を聞いて下さい。何よりも加害者についての情報が重要です(どこの誰に、いつ、どんな話をされたか、等々)。 入信の相談は、もっと深刻です。 「うちの息子、娘がへんな宗教に夢中になっている。」「大卒前の娘が就活セミナーで知った講師のとりこになって、卒業してそこのスタッフになると言って反対を聞こうとしない。」「一人暮らしの母(75才)が、近所の占師にマインドコントロールされて持っている不動産を売って寄進すると言っている。」 このような場合、自信家の親や親戚のおじさんが怒鳴りつけることがかえって事態を深刻にすることもあります。 こんな場合は、一刻も早く、相談してください。 ただし、、、教義がまちがっているから詐欺だと、いう主張は法律問題ではありませんので、相談されても解決は困難です。また、へんな宗教だからという活動実態を無視した偏見で反対するのはよくないでしょう。 それにしても、日本ほど宗教を金もうけの手段にしている国はありません。何とかしたいものです。
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