海渡雄一弁護士が、11月4日の月曜日(祭日)に神奈川県弁護士会が開催される「人権シンポinかながわ」に呼ばれ、「経済安全保障関連法の成立とこれからの日本」というテーマで講演します。
時間は4日の15時から17時で、講演は90分、その後、質疑応答の時間があります。
以下、弁護士会作成のチラシから引用します。
「国家・国民の安全を経済面から確保するためとして2022年5月に経済安全保障推進法が成立し、本年5月には経済安保版秘密保護法が成立しました。
安全保障の裾野を経済・技術分野にまで拡大し、さらに重要経済安保情報を指定し保護を図ろうとするものですが、これらの法律が真にめざそうとするものは何なのか、憲法前文でうたう国際協調主義に反することはないのか、この分野に明るい海渡雄一弁護士を招いて、これからの日本のありようについて語ってもらいます。」
当日は、憲法に自衛隊を明記する明文改憲の動きが強まり、平和安全法制違憲の旗を、最大野党である立憲民主党が降ろそうとしているなかで、この間の2022国会で成立した「経済安保法」、2024国会で成立した「経済安保版秘密保護法」の内容とそれらの法制度が日本の戦争準備における意味について、まずお話しします。
さらに次の臨時国会に提案が予定されている「能動的サイバー防御法案」は、我が国から、サイバー攻撃を仕掛ける、そのためにネットに流れている情報を令状なしに集めようとする法制度をつくろうとするものです。準備されている法案の内容と問題点についても、ご報告します。
当日は開港記念会館で元最高裁判事の櫻井龍子さんをお呼びして、「最高裁判所と選択的夫婦別姓」というテーマでの興味深いパネルディスカッションもあります。
できましたら、こちらも併せてご参加ください。
https://www.kanaben.or.jp/news/event/2024/sympo2024.html