赤ちゃん取り違え被害者に「出自を知る権利を」裁判
1月20日に原告本人と国際人権法専門家の尋問実施、結審へ
オンライン報告会開催のお知らせ
江蔵智さんは、1958(昭和33)年4月10日頃、東京都立墨田産院において出生し、新生児のうちに他の新生児と取り違えられてしまいました。取り違えの事実及び産院を運営していた東京都の損害賠償責任については2006年に東京高裁の判決で認められました。
しかしその後、東京都は当該取り違えに関して一切の事実調査を拒否しているため、未だに江蔵さんは生みの親と会うことができない状況にあります。
江蔵さんは何度も東京都に調査をお願いしてきましたが、東京都に応じて貰えなかったため、2021年11月、東京都が調査を拒否し続け、江蔵さんの生みの親を探さないことは、「出自を知る権利」(子どもの権利条約7条1項)等に対する継続的侵害であるとして、その実効的救済としての調査実施を求め、裁判を提起しました。
この裁判について、1月20日(月曜)13時@東京地裁712号法廷に、原告本人、および国際人権法の専門家である申惠丰教授(青山学院大学法学部法学科)の尋問が実施されます。
そこで江蔵さんご本人から改めてお話しを伺い、取り違えによって受けた想像を絶する被害の実態への理解を深め、この間の審理で明らかとなった様々な論点(東京都による調査方法、国際人権にかかる上記論点など)についての報告会を開催します。ショートノーティスとなり恐縮ですが、以下の要領で実施します。申込などは特に不要ですので、お時間になりましたら以下のZOOMリンクよりご参加下さい。当日、お会いできるのを楽しみにしております。
■江蔵さん赤ちゃん取り違え事件 オンライン報告会
1 日時:2025年1月11日(土曜)16時より(最長1時間程度)
2 場所:ZOOMミーティング ID: 875 1195 9718(パスコード: 676648)
※時間になりましたら以下のリンクよりお入り下さい(申込不要)。
https://us02web.zoom.us/j/87511959718?pwd=BnXvUxb41bdhzSKk8u9kd2fAXvGtyD.1
3 登壇者:江蔵さん、海渡雄一弁護士、小川隆太郎弁護士
4 内容:海渡が司会となり、江蔵さんと小川より進捗等について報告させて頂きます。
※訴訟資料は以下の「CALL4」のウェブサイトにアップロードされております。
https://www.call4.jp/info.php?type=items&id=I0000087
【お問合せ先】
〒160-0022
東京都新宿区新宿1-15-9さわだビル5階
東京共同法律事務所
TEL:03-3341-3133 FAX:03-3355-0445
弁護士海渡雄一 弁護士小川隆太郎
★本件についてはCALL4にて裁判費用のカンパを集めております。専門家証人の採用もあり皆さまからの支援が必要な状況です。ご支援お願い致します。